●SF作家の柴田勝家さんのインタビューが面白かった。
・民俗学・文化人類学が再創造する、あらゆる文化が溶け合う未来。SF作家・柴田勝家氏インタビュー。
https://note-infomart.jp/n/n8e63ed1ea9a8
「推しに恥ずかしくないことを。」という言葉と視線が新鮮。ただ、一線を踏み越えた禍々しい個性にも我々は惹かれてしまうものですから、これはやはり、柴田さんの善き人間性とセットになったうえで価値がある言葉なのでしょう。
●著者見本分として届いていたので、世間よりもひとあし先に『ダーク・ロマンス』を読了。ああ、本当に、異形コレクションが還ってきたんだなあ……と、しみじみと実感しています。アンソロジーでは、作家ごとに個性が異なる作品群を、全体を通して読んだときに最高に美味しく頂けるように仕上げるために「掲載順序」というものが重要になるわけですが、この順序の決め方が、編纂を担当している井上雅彦さん（いつもご自身も作品を執筆）は本当に上手で、ああ、まさにこの順序通りでなければならなかったのだ、という納得の順番でした。
とにかく、ここが再スタート。この先どこまで続くのかわかりませんが、ベテラン勢だけでなく、休刊期間中に誕生した多くの新たな書き手にこれからも期待したいですね。
●ブログのカテゴリ名が、一部、修正されていなかったので直しました。「読書」は「SF・Fantasy・漫画」に変更されました。これで、過去ログを探しやすくなるはず。