●今年は書評や解説を書く機会に恵まれ、報酬が発生した仕事としては、書評1本、解説2本、10月末に「読み解く系のトークイベント」が1本、選考委員として年末までにショートショートを何十本か読んでメモをとり、来年には正式な選評を書く予定。こんなに依頼が来た年はなかったので、一度何かを書くと、数珠つなぎで仕事が来るということでしょうか。その他、報酬なしの範囲で、中華圏SFや漫画の感想なども、いろいろと書きました。
●作家の北野勇作さんが長く続けてきた「100文字SF」に、「マイクロノベル」という名前が新たについたようです。冬樹蛉さんとの対話がとても面白い。削ぎ落とし続けると本質が残るという話は、私も「氷波」(短編集『夢みる葦笛』に収録)という短編で言及したことがあります。
https://twitter.com/yuusakukitano/status/1318738978175004672
「マイクロノベル」=「マイクロ述べる」!
https://twitter.com/yuusakukitano/status/1317017373812011008
「配信者工房」による、北野勇作さんと若旦那家康さんとのトーク番組は下記の通り。北野さんがプロの作家になるまでの経緯なども聴けます。Twitterでフラッシュフィクション(ショートショートよりさらに短い形式の小説)を書く人は多いが、マイクロノベルは少し違う方向性で書いている……という話はとても興味深い。書きたくなりますねえ、マイクロノベル。
https://twitter.com/wacadanna/status/1318484538599763970