佐藤史生の短編SF作品について言及する前に、電子書籍として読める本と、そうでないものについて、データをまとめました。SF以外の作品も含みます。未電子化・単行本未収録作品をご存じの方は、当方までご連絡頂けましたら、リストに追加致します。
■電子書籍(復刊ドットコムより刊行。2012年~)
●短編集
佐藤史生コレクション・全6巻(詳細は下記)
【佐藤史生コレクション 1】 『死せる王女のための孔雀舞(パヴァーヌ)』
(収録作品)
雨男/死せる王女のための孔雀舞(パヴァーヌ)/さらばマドンナの微笑/我はその名も知らざりき/夢喰い/あとがき/マは魔法のマ/一角獣にほほえみを
(解説) 増山法恵
【佐藤史生コレクション 2】 『金星樹』
(収録作品)
星の丘より/青い犬/花咲く星々のむれ/金星樹/一角獣の森で/レギオン/あとがき
(解説) 萩尾望都
【佐藤史生コレクション3】 『この貧しき地上に』
(収録作品)
この貧しき地上に/青猿記/一陽来復/おまえのやさしい手で/一応 アトがき/緑柱庭園
【佐藤史生コレクション 4】 『竜の夢その他の夢<夢見る惑星ノート>』
(※これは、エッセイ、インタビュー、イラストなどを集めた巻です)
(収録)
夢みる惑星イラスト/雨の竜/夢みる惑星のあらすじ/夢見る惑星Q&A 佐藤史生先生に聞きました/エッセイ(イメージの原点は「ジーザス・クライスト・スーパースター」から)/エッセイ(無意識の見る夢、意識の見る夢)/あとがき/美女と野獣
【佐藤史生コレクション 5】 『春を夢見し』
(収録作品)
ミッドナイト・フィーバー/透明くらぶ-ミッドナイトフィーバー パート2-/恋は味なもの!?/スフィンクスより愛をこめて/春を夢見し/ふりかえるケンタウロス
【佐藤史生コレクション 6】 『やどり木』
(収録作品)
やどり木/まさかのときのハーレクイン・ロマンス/バナナトリップに最良の日/佐藤史生へ15の質問
●長編とその作品集
『夢見る惑星』 全4巻
『ワン・ゼロ』 全4巻
『打天楽 -ワン・ゼロ番外編- 』
(収録作品)
打天楽/ムーン・チャイルド -月の子-/楕円軌道ラプソディ/天使の繭
■未電子書籍化作品(紙書籍は絶版)
※緑文字は電子版に収録があるもの。「*印」は紙版で収録がかぶっているもの。
『天界の城』(2001年/早川書房/ハヤカワ コミック文庫)
(収録作品)
*阿呆船/*馬祀祭/*天界の城/*羅陵王/やどり木
『打天楽 ワン・ゼロ番外編』(※電子版とは収録作品が異なる)(2001年/小学館/小学館文庫)
(収録作品)
打天楽/夢喰い/ムーン・チャイルド 月の子/楕円軌道ラプソディ/チェンジリング/ネペンティス
『精霊王 徳永メイ原案作品集』(2001年版/小学館/小学館文庫)
*精霊王/アシラム/*オフィーリア探し/*アレフ/*タオピ
『精霊王』(1989年版/小学館/PFコミックス)
(収録作品)
*精霊王/ハヌマンを探して -バリ島旅行記-(10P)
『阿呆船』(1984年/新書館/ペーパームーン・コミック)
(収録作品)
*阿呆船/*馬祀祭/*天界の城/天使の繭/青い犬/あとがき(1P)
『羅陵王』(1988年/白泉社/ジェッツコミックス)
(収録作品)
*羅陵王/*アレフ/*タオピ/緑柱庭園/あとがき (2P)
『チェンジリング』(1989年/小学館/PFビッグコミックス)
(収録作品)
*チェンジリング/*ネペンティス/塵の天使/*オフィーリア探し/タイマー
『鬼追うもの』(1995年/小学館/PFコミックス)
『心臓のない巨人』(1999年/小学館/PFコミックス)
(収録作品)
心臓のない巨人/バビロンまで何マイル
『魔術師さがし』(2000年/小学館/PFビッグコミックス)
(収録作品)
魔術師さがし/魔術師さがし 番外編/マルタの女
『COMIC BOX コミックボックス』創刊号(1982年9月)
〈特集 佐藤史生「夢みる惑星」NOTE〉(30P)
※在庫はありませんが、日本の古本屋の書影で表紙を確認できます。
作者からの一言、用語集成、キャラクターメモ、インタビュー、絵コンテ風などを収録。
https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=55310334
「少女マンガパワー!」展における、図録、絵と作家紹介、インタビュー(3.5P)
下記は「アニメ!アニメ」(AnimeAnime.jp)での、
「少女マンガパワー!」展(2005年から)に関する記事。北米での巡回から言及している。
https://animeanime.jp/article/2008/01/13/2654.html
現時点で確認できているものは以上です。他にも、若干、単行本未収録作品があるようです。
このコラムでは、電子化された作品と、古書でもまだ手に入る作品を中心に記事を更新していきますので、初出年等のさらなる詳細は、別サイト(オンライン書店や古書店のリストや、Wikipediaや各種ニュースサイトの記事)をご参照下さい。