12月7日(土)の夕方より、神戸のデジタル・ケイブで、ミステリ作家の福田和代さんとトークイベントを行います。詳細は下記の通りです。
●「冒険小説トークの夕べ」
https://twitter.com/digitalcavejp/status/1192727496149458944
(※サインを希望される方は、ご自宅から書籍をご持参下さい)
https://twitter.com/digitalcavejp/status/1192740906274676737
いつもとは少し違う形式なので、こちらでも情報をまとめておきます。
これまで私が参加してきたトークイベントは、ほぼSF関係のみでした。冒険小説を話題に話すのはこれが初めてです。
私の本を読んで下さっている方は、大半がSFファンだろうと思います。あらためて「冒険小説」と言われると、「何それ、読んでないんですけど……」と心配になる方もおられるかもしれませんが大丈夫です。今回のイベントでは、ふだん冒険小説を読んでいない方でも、まったく気にせず参加して頂ける形になっています。
福田さんと私とで、冒険小説を読むようになったきっかけや、自著のどういうところに影響を受けているのか等々、創作種明かし的な話を、ゆるゆると語り合うイベントです。ようするに、虚構の中にしか存在しない、魅力的な非実在おじさんや非実在姐さんたちに燃えたり熱く語ったりするイベントだよ(^_^;
(去年の名古屋SFシンポジウムでは時間がなくて触れられなかった話についても、少しだけ追加するつもりです。灰塚のこととか)
私はミステリ作家ではないので、冒険小説について公の場で語る機会は、これが「最初で最後」だと思って下さい。自分の仕事の範囲外の事柄については、むやみに言及しないようにしている(それが礼儀だと思う)ので、今回も、あくまでもジャンル外の作家からの視点で、この題材について語ります。
なお、このような性質上、今回のトークイベントの内容は、ミューズ叢書には収録しません。会場で楽しく語り合い、その場だけで終わらせますので、興味のある方やご都合のつく方は、ぜひ、現場のみで消えていく一瞬の楽しみを味わって頂ければ幸いに存じます。
福田和代さんはミステリ作家ですが、SFに接近した作品も結構書かれている方です。『バベル』とか『緑衣のメトセラ』とか、いろいろ。もとは、ハードSFを書くために理工系の大学に進学されたほどの方なので(最終的にはミステリ作家の道を選ばれましたが)ジャンルSFに近い領域を自然に書けるし、医療関係の話もよく出てきますし、作家になる前はシステムエンジニアの職に就いておられたので、コンピューター・セキュリティに関する知識も豊富にお持ちの方です。
というわけなので、気軽に遊びに来て下さい。チケットを購入してから参加して頂く形になるので、予約をお忘れなく。ルミナリエの時期なので、当日の神戸(三宮)方面は、かなり混雑します。気をつけてお越し下さい。